歯髄温存療法

いわゆる「歯の神経」は、「歯髄(しずい)」と言います。
りんどう歯科では、虫歯を治療する際に、できるだけ「歯の神経を残す」治療方法をお勧めしています。
歯の神経を残して治療をすることで、虫歯や歯周病が再発しにくく、病気にかかりにくい健康的な状態を維持します。

歯を活かしたまま治療します。

「歯髄」は歯のライフライン

「歯髄(しずい)」には神経だけでなく、血管やリンパ管も含まれており、痛みを感じるだけでなく、様々な役割を担っています。歯を修復するための材料を運んだり、病気にかかりそうになった時に炎症や菌に対応するなど、いわば生活する上で欠かせない「道路」のようなものです。

その「抜髄(ばつずい)」、ちょっと待った。

一般的な虫歯の治療では、この「歯髄(歯の神経)」を根本から取ってしまいます。これを「抜髄(ばつずい)」と言います。手間も費用もさほど掛からないため、現在では一般的な治療方法と言えます。しかし、一度取り払ってしまった歯髄は二度と生えて来ないので、歯髄を残せる余地のある場合は、できるだけ「歯髄を温存する」治療方法をおすすめしています。

これだけある！「歯髄温存」のメリット

歯髄を取ってしまうと、そこに残るのは「形だけの歯」です。歯髄があることで、「活きた歯」となり、虫歯の再発しにくい健康的な歯を維持します。

【感覚】:歯の異変を感じとることで、隣の歯の虫歯など、違和感に早く気が付き、早めに治療することができます。
【健康】: 歯に必要な栄養や酸素が行き渡ることで、歯の健康が維持されます。
【防御】: 炎症に反応し、免疫細胞を動員して細菌やウイルスの侵入に対抗します。
【修復】: 新しい象牙質を形成し、歯の構造を修復します。